高橋デザイン建築事務所

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子供たちが家族を連れて帰ってきたくなる家

福山市 F様邸

子供たちが家族を連れて帰ってきたくなる家

 

リノベーションを決意したきっかけを教えてください


東京での長い単身赴任生活を終え、2019年にこの家に帰ってきたこと。そして同じ年に娘夫婦に子どもが生まれたこと。この2つの出来事がリノベーションを決意したきっかけです。

この家は28年前に結婚と同時に建てたのですが、年月が経つうちに床や水回りの設備類は老朽化。そして何より今時の家を比べると断熱性能が低く、子どもたちが帰ってくるたびに「この家は寒い」と言うのが気になっていました。

そこで、これから夫婦2人の生活が快適になるよう、そして2人の子どもが家族を連れて帰ってきたくなる家にしようと思い、リノベーションを決意。娘の家族はもちろん、息子も今年から社会人になり、いずれは世帯をもつこともあるでしょう。そんな子どもたちの家族が訪れた時に、“わいわいがやがや”団欒ができたらいいなと思ったんです。

髙橋デザイン建築事務所はどこでお知りになりましたか?


インターネットで見つけました。もともとこの家を建てた会社に頼むというのが一般的だと思うのですが、新しい家は違う会社に頼んでみたいなと思ったんです。最初は高橋さんを入れて4社に、仮のプランや見積もりを出してもらいました。

髙橋デザイン建築事務所を採用した決め手は何でしたか?


これからの将来を踏まえたプランを出してくれたことですね。実は最初、使い勝手よりもデザイン性のことばかり考えていたんです。しかし僕たち夫婦は50歳を過ぎ、これからは老後の事も考えていかないといけない。10年、20年経った時にどう暮らしていくのが快適か、動線や光熱費のことも考えて提案してくれたのが決め手になりました。

最初は1階のリビングと和室の壁をとって、仕切りのない1つのワンルームにしようと思っていたんです。しかし高橋さんが「普段夫婦2人で暮らすにはワンルームは広いんじゃないですか?」って正直に言ってくれて、確かにそうだなと。仕切りがある方がお互いが別の趣味を楽しんだり、娘夫婦が孫を連れてきて泊まったり、冷暖房だってききやすい。そんな「実際の暮らしを考えた提案」が随所にあります。

家づくりにはどんな希望がありましたか?


(ご主人)第一に「冬でも暖かい家にしてほしい」という希望があり、以前あった窓の内側にさらに内窓をつけてもらいました。内窓はペアガラスなので以前のものと合わせるとトリプルガラスに! 防音効果も高くなりました。けっこう大きめの音でレコードを聞いても、ほとんど外に漏れることはありません。実際に外で聞いて試してみましたから(笑)。また床材を合板から無垢材にしてもらうことで、デザイン性はもちろん、足元からの冷えも緩和されたと思います。

(奥様)うちには猫がいるんですが、以前は同じ空間で過ごしていたんです。しかし毛が長い猫なので、落ちた毛が孫の健康にも良くないと思うようになり、人と猫の空間を分けることになりました。元々キッチンだった場所を洗面所や家事室に作りかえてもらい、ここを猫の空間に。作ってもらったキャットウォークも、最初はへたくそだったんですが、今では慣れて軽やかに移動していますよ(笑)

キッチンはリビング側の空間へ移動し、念願の対面キッチンにしてもらいました。建てた時は来客時にリビングからキッチンが見えないほうがいいと思っていたんですが、家族がテレビをみて笑っている時に1人キッチンにいるのが寂しくて。リノベーション後は家族だんらんの中で料理ができて楽しいです。

(ご主人)使っていなかった和室を生かし、リビングと1つの空間にするのも希望でした。最初は完全なワンルームにしようと思ってたんですが、高橋さんのアドバイスで可動式の仕切りを入れることに。これが正解でしたね。

インテリアのテーマは、木の良さを前面に出したヴィンテージな空間です。もともと60年、70年代の音楽が好きで、古いレコードや雑貨を集めるのが趣味でした。そんな時に高橋さんの方で、ヴィンテージスタイルのリノベーションを提案する「70年代不動産」をはじめられ、自分のイメージにぴったりだと思ったんです。

純和風だった和室は、天井を限界まで上げて梁を見せるスタイルにし、用意していたスタジオ風のスポットライトをつけてもらいました。スタースタンドをつけた壁や、板にダメージ加工を施した棚も気に入っています。レコードを飾っている棚は元々扉だったので実は開くんですよ。おもしろいでしょう?(笑)

気に入っている場所はどこですか?


(奥様)私は対面式のキッチンです。窓を1つ減らして勝手口を作ってもらったのも便利ですし、出窓に合わせて作業用のカウンターをつけてもらったのもお気に入りです。自分1人の時はそこで軽く食事をすることもできます。

(ご主人)僕は全部気に入っています。元和室の方からキッチンに向かって写真を撮ると、もう絶妙じゃないですか?(笑)

 

 

 

髙橋デザイン建築事務所の仕事はいかがでしたか?


(ご主人)設計はもちろん、大工さん、現場監督も気軽に話ができる方ばかりでよかったです。自分の好きな照明や家具を使ってほしくて、無理を言うことも多かったんですが、こちらの希望を快く叶えてくれました。職場から帰ってくるたびに、少しずつ家が変わっていくのを見るのが本当に楽しかったですね。また、土日には大工さんの横で家具づくりをさせてもらい、のこぎりの正しい使い方や、ホゾ穴の掘り方まで教えてもらいました。必要な木材もカットしてくれて、大工さんは本当に優しかったですね。協力してもらいながら作った下駄箱は、玄関に置いてあります。

(奥様)下駄箱に使った木材は、私の嫁入り道具のダイニングテーブルを使ったんです。リノベーション後の家では使わなくなるので、こんな形で残してくれて嬉しかったです。

こだわりが多くて大変だったと思うのですが、最後まで責任をもって良い仕事をしてくれました。細かい要望にも親身になって応えてくれて、感謝しています!

【取材後記】

たくさんの会社から弊社を選んでくださりありがとうございます。F様のご要望一つ一つ叶えられた事とても嬉しく思います。ご主人様、奥様の思いがたくさん詰まった世界に一つだけの家族を連れて帰りたくなるお家になりました。