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2021.11.23T桑の引越し日記①「住めば都」

こんにちは!不動産部のT桑です。
久しぶりの投稿です。

今回は「お家探し」について、私個人の引越し経験なんかを交えながら、
お話したいなと思います。かなり前置きが長いです。
「こんな考え方の人もいるんだな~」と、少しでも参考になれば幸いです。

今回のテーマは「住めば都」です!


まずは簡単な自己紹介をさせてください。

私は幼少から小学校中学年までを隣町の岡山県笠岡市で過ごしました。
(おんぎゃ~と産声を上げたのは福山市の病院です)
両親が注文で建てたお家に10歳まで住んでいました。

その後、両親の仕事上の都合があり、福山市東部の一戸建ての借家に引越し。

笠岡の家は新築で、広くてキレイなお家だったので、狭くて古い借家に引越す
ことになり、床に這いつくばって「イヤだイヤだ」と
引越し当日になっても泣き叫んでおりました。

転校して友達と離れるのも辛かったです。
(結果的には引越し前からの友達、引っ越し後にできた友達とで、
友達が2倍になり、結果オーライだったなと今では思っています)

 

新しい福山の借家は家族6人で暮らすには正直狭く、水回りも古く汚く、
小学生ながらもこの家、住み慣れるかな……と凄く心配でした。
結論、一カ月で慣れました。(笑)

だんだん慣れてくると、笠岡の家より良い。と思える部分も
いくつかあることに気づきました。

①リビングに人が集まるようなり、家がにぎやかになった。
居住人数は父・母・祖母・兄①・兄②・末っ子T桑の6人構成。

前の家は2階も広く、我々3兄弟の拠点も2階だったのですが、
引越し後は2部屋(4畳半・10畳)のみで、子供3人は4畳半をシェアしていました。
すると、せまくて居心地も悪いからと、リビングで過ごす時間が増えました。
必然的に家族のかかわりも増えて、にぎやかな空間になりました。

にぎやかなリビングって良いな。大事だな。と思いました。
しかしリビングでの兄弟喧嘩も増えました。(笑)

②たまに体調を崩す祖母の様子が、分かりやすくなった。
単純に狭くなったので、声が通りやすくなったり気配を感じやすくなりました。
祖母は基本1階の和室にいるのですが、リビングと和室が繋がっているので
コミュニケーションもとりやすくなりました。

以上です。

もちろん、不便になった部分もありましたが、すぐに慣れました。
暑い・寒い・狭い・汚い 等々…

どんな不便な家でも、工夫すれば、以外となんとかなる。
悪い部分に目を向けるよりも、良い部分に気づけたら
嫌なところは案外スッと諦めがついて、楽しく毎日過ごせるのかもしれないなー

と、幼いながらに思いました。
住宅建築の仕事に携わる中で、間取りや性能の重要さは日々感じておりますが、
“良いな”と思える部分に意識的に目をむけていけば、
だんだんと「住めば都」になっていくのだと私は思います。

ここまでが、第1回目の引越しを通じて「住めば都」を実感した話でした。
(ちなみに、後に2回引越しをします。)

 

ではまた次回!


すめばみやこ【住めば都】
どんな所でも、住み慣れるとそこが居心地よく思われてくるということ。
(デジタル大辞泉/ことばの総泉挙より)

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